ドン底を生き抜く○○のブログ

貧困の村人LV1が、紆余曲折を経て城を築く迄の日常の話。

暑っい 夏ですね、怪談です ( 涼 )

夏の風物詩と言えば… 怪談 でしょうか。

緋色の大地 の数少ない特技?でもあります。

                 … 体験談 ですね。

 

暑い夏の 涼 として、「バカな事」と軽い気持ちでご覧下さい。

 

○  隙間の友達

 

大人になってから、ある不思議な事を思いだし、母親に昔の笑い話混じりに幼稚園での出来事を話ました。

 

私の通っていた幼稚園。


園庭から玄関 ➡️ お遊戯室 ➡️ 奥廊下 ➡️

トイレと、奥に行くほど薄暗く園児は奥にはなるべく行かない様に遊んでいました。

小さい頃は、とにかく薄暗がりを怖がります。私も例外ではありませんでした。

 

ある時、私が鬼で かくれんぼ  をしていたらヤンチャな男の子 A君 が見つかりません。

…本当は、どこにいるか検討がついているのですが中々行く気になれません。

照明の無い襖部屋

襖を取り払い、お遊戯室から奥廊下をつなぐ通路兼、お昼寝用の布団をしまう物置き部屋です。照明が無く、昼間でも真っ暗で隠れる障害物も沢山あります。

 

A君 は大体いつもここに隠れるので、鬼はいつも最後に探しに行くので得意になっているのです。

 

この日も、お昼休みが終わる迄探しに行けず、お昼寝の時間前の点呼が差し迫っていました。

ようやく、私が A君 を見つけるやいなや 

A君 は集合場所のお遊戯室に走って行ってしまいました。酷い奴です。

 

暗闇の物置きで、怖くてノロノロと私も後をついて行くと、左下から別の 男の子 が声をかけてきました。

(話の内容は流石に忘れました)

ただ、優しくて、すぐに友達になれそうな雰囲気の子だったので、お遊戯室のお昼寝の点呼に連れて行こうと引っ張り出そうとしたのを覚えています。

 

何が 不思議な話 だったかの部分ですが…

その 男の子 は、物置きを出てすぐの壁と段ボールの間の 隙間 から顔だけ出して話かけていたのです。最後は 隙間 の影に吸い込まれるように消えてしまい、私もすぐに迎えに来た先生について離れてしまいました。

 

それから暫くの間、男の子 を引っ張り出そうと何度も壁と段ボールの間の 隙間 を覗いたのですが、その後は1度も 男の子 は現れませんでした。

そもそも、顔が入るほどの 隙間 なんてありませんでした。

 

余談ですが、母にその話をしたのは始めてだったはずなのに神妙な顔でこう返されました。

実はその日、母は幼稚園の先生からその様子を聞いており、精神病院 の受診を勧められたそうです。

( 余り覚えていませんが、他にも何もない空間に話しかけたりを度々する為怖がられていたそうです )

当然、母はとんでもないと断り、私にその話をしないで様子を見ていたそうです。

更に、実は私の下に1才違いの男の水子がいたことも、大人になってから始めて知らされました…。

 

新事実 が2つもわかり、怖さ3倍です。

( 弟には申し訳ない話なのですが… ) 

 

皆さんも、その時は普通の事と思っていても、思い返すと不思議な事…ありませんでしたか?

もしかすると、案外良くあることなのかもしれませんね。